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発達障害かもしれない 見た目は普通の、ちょっと変わった子 (光文社新書)

発達障害かもしれない 見た目は普通の、ちょっと変わった子 (光文社新書)
磯部 潮
発達障害かもしれない 見た目は普通の、ちょっと変わった子 (光文社新書)
定価: ¥ 735
販売価格: ¥ 735
人気ランキング: 5487位
おすすめ度:
発売日: 2005-04-15
発売元: 光文社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

アスペ本人が読むと元気がでる一冊
アスペ本人が読むと元気がでる一冊です。当方はアスペ診断済です。最初は図書館で借りて読み、しばらくしても一度読みたくなってまた借りて読み、しばらくして今度は買った、と。なかなかそういう本はないです。研究者が書いた専門書なのですが、読み物としても非常に完成度が高く、読み応えのあります。発達障害についてよく知らない人でも、障害者本人でも、読めば必ず何か発見があります。

知識を得る為には最適の本
 四歳の子どもが「広汎性発達障害」と診断されています。家族に説明するのに適した本を探して、この本に出会いました。
 この本には、高機能自閉症とアスペルガー症候群についての記述が多く、「カナータイプ」や「広汎性」については一般的な知識以上の記述はありません。ですが、それすらも知られていないのが現実なのでしょう。
 自閉的傾向をもつ彼らの将来について「恋愛・結婚が出来ない」等と悲観的な記述があり、親しい人が傷つけられたように感じる人も居るかもしれません。(私は、彼らの物事の受け止め方が多くの人とは異なるため、今時フツーの恋愛をする事が難しい。だが、育ち次第では特質が好意的に受け止められることもあるかも、と受け止めましたが)。
 昔なら生真面目、あるいはわがままな人と思われていた彼らに精神科医が診断名をつける事には異論も多いでしょう。ですが、適切な療育を早期に始める事が、彼らの将来の幸せに繋がるのなら、それを受け入れていく事も必要だと思います。
 知識を得るための本としては最適です。ただ、身近にそういった人が居る方は読み方に注意しないと、必要以上に悲観してしまうかもしれません。なので、星四つです。

非常に残酷で危険な1冊
この本は、取り扱いに細心の注意が必要だと感じました。私は、広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の友人がいる事がきっかけで一読しましたが、著者は、患者の些細な言動から、広汎性発達障害と簡単に認定(と言うよりも「レッテル貼り」に近い)し、その患者らの将来について、「恋愛ができない」「結婚も無理、仮にできたとしても同じく発達障害の子が産まれてくるだろう」・・・etcと言った救いの無い「予言」を施しています。いくら精神科の領域が、他と違って診断が医師の主観に依るところが大きく、しかも発達障害の研究が歴史が浅いとは言え、著者の記述には慎重さが(特に発達障害のお子さんを持つ親御さんに対して)不足しており、そればかりか、場合によっては新たな差別・偏見を産み出しかねない危険すらこの本に内包されている気がします。

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