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エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群

エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群
泉 流星
エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群
定価: ¥ 1,365
販売価格: ¥ 1,365
人気ランキング: 19035位
おすすめ度:
発売日: 2008-01
発売元: 新潮社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

職場の新人君がエイリアンっぽいので、上司や同僚に薦めたい本
* 前作『僕の妻はエイリアン』(新潮文庫)がそうであったように、「夫」の理解と協力、「妻」の負けず嫌いの性格と言語性IQ130、そのどれ一つが欠けても完成しなかった、エイリアンと地球人との距離を飛躍的に縮める良書である。

P.64 診断されてなくても社会の中で何とか生活している人だって、他にもたくさんいるはずなんだ。自分が感じる不便、不自由や、周囲が感じる迷惑が限度を超えていて、もう当たり前に暮らせないほどになっている時には、それは確かに『障害』かもしれないけど、そうでなければ単なる『特徴』にすぎないと思う。(診断についての考え方)
P.68 機械類の操作や仕事の手順なんかも、口頭で説明されると混乱するけど、マニュアルを読めばわかる。(診断についての考え方)
P.118 実際に仕事を始めてみたら予想外の展開で、いきなり販売の仕事に回されて完全に失敗した。人の顔を覚えられないし、同時進行で複数の仕事をこなすのも難しいし、おまけに感覚過敏もあるから。照明のまぶしい、ざわついた店内でお客さんに物を売る仕事は、少なくとも私にとっては、最悪だった」(自分にできる仕事を探す)
P.136 相手の許容範囲ってものもわかっていないので、最初は受け入れてもらえていたことをいつまでも続けて、ついに僕が我慢の限界にきて怒り出すと、本気でびっくりしたりする。しかも、時には数日考えないと、なぜいきなり僕が怒りだしたのか、わからないこともあるらしい。(社会の中でやっていく)
P.139 「二人がケンカしたことで、夫を不愉快な気持ちにさせたことを謝るの。責任がどっちにあるかとか、より悪かったのは誰かとかには関係なく」(社会の中でやっていく)
P.163 「地球人はね、何かを見ても、脳が不必要と判断した細かい情報は、意識に届く前にほとんどが切り捨てられちゃうの」(ストレスと不安に対処する)

* 係長や同僚がエイリアンの存在を知れば、彼らのストレスは激減し、忍耐強く懇切ていねいに指導しようとするだろう。一方、彼は現在、スケープゴートとしての役割を担い、幾人かのエイリアンっぽい先輩の「不器用さ」を目立たなくしているのも事実だ。

高機能自閉症?大人の為の生活アイデア本?
泉流星さんの本に出会ったのは「地球生まれの異星人」だった。
当事者が書いた本の中では一番読みやすく、理解・共感できた一冊だった。
その後、「僕の妻はエイリアン」も読ませて頂いた。
この本は私の夫にとって、共感と理解に繋がった本だった。

今回の「エイリアンの地球ライフ」も含め、異星人シリーズを読んで
強く感じたのは、当事者の人も当事者と関わっている身近な人も
高機能自閉症に興味のある人にも、理解しやすく客観的に
出来事を捉えられる部分が多いところだろう。

「地球生まれの異星人」は、当事者にとって自分を客観的に捉えて
振り返る事ができる一冊。
「僕の妻は異星人」は、当事者と身近な関係者との架け橋の
お手伝いをしてくれる一冊。
「エイリアンの地球ライフ」は、当事者&関係者にとって
生活の知恵が散りばめられている一冊。

「どうにかこうにかでも、前に進んでいたい。」
「転んでもタダでは起きんぞー!」
という 諦めない事で進化をしてきた人だと感じた。
勿論、その前後の谷底の時期も含めだ。

何もかもがうまくいってない。 孤独感に苛まれている。
夫婦喧嘩が絶えない。 2次障害が辛い。
そんな中でも諦めないで、自分の人生をより豊かにするため、
進化したい人にはお勧めです。

異星人応援歌
 コミュニケーションの基本は会話である。普通の会話の中で、膨大な情報がやり取りされている。言葉以外に、目や顔つき、身振りも情報であり、意識する・しないに関わらず互いに送受信しているのだ。
 この本では「自閉系」と表現しているが、アスペルガー症候群という障害を持つ人がいる。言語や知的障害は軽微だが、社会的コミュニケーションが困難なのだ。会話で、言葉以外の情報を把握できないという。言葉についても、裏の意味や比喩を理解することが難しいのだ。一般に予期せぬ出来事への対応が苦手で、脳の一部に障害があることが原因と考えられている。個人差が大きいようだが、自閉系の人は数%のオーダーで存在するという。
 本書は一般の人々に、自閉系の存在を伝えている。周囲の理解と配慮があれば、彼らはずっと暮らしやすくなるのである。また、自閉系の人々に著者が工夫してきたノウハウを提供している。
 改めてヒトという動物の成り立ち、コミュニケーションの仕組みを考えさせてくれる本でもある。
 著者のこれまでの努力に敬意を表するとともに、社会における居場所確保を応援したいと思う。
 本書はややおとなしくなったと感じるが、前著「僕の妻はエイリアン」(新潮社)では、障害が判明するまでの経緯と夫婦関係の修復を、勢いよく描いている。その前の「地球生まれの異星人」(花風社)は著者の半生をつづっている。これらの本を通じて、勇気を得た自閉系の人々は多かったに違いない。併せて読まれることをおすすめしたい。

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